法政大学
理工学研究科 システム理工学専攻
理工学部 経営システム工学科
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学科・専攻の卒業生に
学生時代の学びが現在の仕事に
どのように役立っているか
語って貰いました

在学生・卒業生インタビュー

学科・専攻の卒業生に学生時代の学びが現在の仕事に

どのように役立っているか、語って貰いました

  • 外山 弘貴さん

    2016年度卒業

    NTTテクノクロス株式会社

    NTTテクノクロス株式会社(2017年入社)
    理工学部 経営システム工学科(2016年度卒業)
    神奈川県立旭高等学校 出身
    在学中は片道約2時間かけて通学。卒業研究では応用可積分系研究室に所属し、符号付き超離散化の研究に取り組んだ。

    現在の仕事内容を教えてください。

    セキュリティに関する調査、研究開発をする仕事に従事しております。

    経営システム工学科を選んだ理由を教えてください。

    数理モデルについて学んでみたいと思ったことが一番の理由です。高校までで学んできた数学の先に数理モデルがあり、それが世の中で活用されていると知ったので、自分も学んでみたいと思いました。

    卒業生から見て、経営システム工学科とは何を学べる学科だと思いますか。 また、学んでよかったと思う科目・内容は何でしょうか。

    経営システム工学科は、「最適化」というテーマのもとで、数学を軸としてプログラミングから社会系の問題まで幅広い内容を学べる学科だと思います。学んでよかったと思う科目・内容は、例えば、私が就職したICT業界においては、必修科目であった『プログラミング言語C』は知っておいて損ではない内容でした。また、選択科目であった『技術者倫理』は技術者として大切なことを学べるものでした。

    就職活動で、学科の影響はあったと思いますか。

    私の場合、志望した業界(ICT業界)と、学科で学んだことの関係はあまり深くないと感じていました。それでも、面接で「経営システム工学科は、どのようなことをしているのか?」と聞かれることがあり、そこをきちんと答えられるかどうかはポイントになったように思います。

    卒業研究をしながら就職活動をする時間はありましたか。

    はい。卒業研究を進めつつ就職活動をする時間はありました。時にはゼミと就職活動が重なってしまうこともありましたが、教授が就職活動について理解を示してくれていることもあり、課題やスケジュールについて相談出来たことも時間確保の上で大きかったです。

    受験を検討している高校生、新入生にメッセージをお願いします。

    受験を検討している高校生の皆様

    法政大学 理工学部 経営システム工学科では、数理モデルに関連する内容として、数学や統計学、情報科学など多くの分野に関することを学べます。数理モデルに興味がある・数学だけでなく関連することも多く学びたいという方には、個人的にオススメです。悩まれている方は、学科HPやオープンキャンパス等で情報を集めてみて、「自分に合いそうか?」「ここで学んで研究してみたいか?」と自問してみて、自身の進みたい道を模索することをオススメします。私も悩みましたが、最後は数理モデルを学んでみたいという思いで、法政大学 理工学部 経営システム工学科を選択しました。

    新入生の皆様

    高校の時と比べて、専門的な内容となり、分野も多岐にわたるため、色々と苦労することが多いと思います。特に新入生のときは、右も左も分からない状態からいきなり専門的な内容が始まることもあるので、不安も大きいと思います。そのような時は臆することなく先輩※や教授に不明点を質問してみてください。きっと不明点の解消や不安軽減につながると思います。

    ※ 上級生が学びをサポートする、ティーチングアシスタントやラーニングサポーターの制度があります

  • 伊藤 翼さん

    2020年度入学

    大学院

    学部:2016年度入学
    大学院:2020年度入学

    システム理工学専攻(経営系)を選んだ理由を教えてください。

    金融専門職への就職を志望していたためです。金融専門職として企業から採用して頂くためには、大学院レベルの高度な知識が必要となるため、そのような知識を得るために、数理ファイナンス・金融工学分野の研究を行えるこの専攻を選択しました。また、学部時代に取得した「第一種教員免許」の上位となる「専修免許」を取得できることにも魅力を感じています。

    卒業研究ではどんな内容の研究をしましたか。また今どのような研究をされていますか。

    株を売買する最適なタイミングを数学的に求めることに取り組みました。株価の変動は非常に不規則であり予測が困難な現象であるので、その変動を「確率モデル」を用いてモデル化することで、諸々の計算を可能にし、最適な売買のタイミングを数学的に求めることに取り組みました。今後は修士論文作成に向け、卒業研究のテーマをさらに掘り下げてより複雑で現実に近い状況を想定した「最適な売買の執行戦略」を数学的に求めることに取り組む予定です。

    研究室(生活)はどのような雰囲気でしょうか。

    非常に居心地の良い雰囲気であると考えます。研究室に配属されると自分専用の席とデスクトップPCが使えるようになるため、それらを用いて好きなだけ研究に没頭することができます。また、研究で疲れた際には、研究室の仲間と室内のソファーで雑談したりゲームなどで遊んだりすることで気分転換することができます。また、様々なイベントが終了すると打ち上げなども行われ、みんなで盛り上がることができます。このように、勉強する時はきちんと勉強し、遊ぶときは遊ぶといった、メリハリをつけた生活を送ることができます。

    バイトとかできないでしょうか。

    法政大学では、大学院に進むとTA(ティーチングアドバイザー)の業務ができるようになり、後輩の学業の支援をすることでお給料を頂くことができます。ここだけの話ですが、日本の大学の中でTAの時給が一番高いのは法政大学らしいです(笑)このように、TAとしてアルバイトを行うことで、自分自身の復習を行いながらお金を稼ぐことができ、非常に助かっております。

    システム理工学専攻(経営系)に入学して、よかったと思う点はありますか。

    先生方がとても学生思いなことです。授業では学生が理解しやすいように説明をしてくださったり、学生の理解度に合わせて授業のスピードをコントロールしてくださります。そのお陰で、難しい内容もきちんと理解することができます。また、指導教員の先生には研究のアイデアが行き詰った時も親身に相談に乗って頂けて、理解が追い付かない箇所は丁寧に指導してくださります。さらに、コロナの影響によりキャンパスに入構できなかった時期も研究活動がストップしないように非常に様々な対策をして頂き、無事研究活動を継続することができました。

    未来の後輩(入学を検討している学生など)にメッセージをお願いします。

    私達「経営システム工学科」「システム理工学専攻(経営システム系)」では、主に確率・統計の知識を用いて、「世の中のランダムな現象に対して最適な意思決定を数学的に行う手法」を学びます。その手法の中には、「考え方」が非常に斬新で、感動させられることも頻繁にあり、勉強していてとても楽しいです。これだけ聞くと「難しそう…」と思うかもしれませんが、先生方がとても分かりやすく説明してくださるのでその心配はいりません。是非皆さんも、少しでもこういった分野に興味があったり、数学が好きだったりしたら、入学を考えてみてください。感動させられる「考え方」や「楽しくてたまらないキャンパスライフ」が皆さんを待っています。

  • 太田 修平さん

    2019年度修了

    神奈川大学

    学部(経営システム工学科):2010年4月入学,2014年3月卒業
    大学院修士過程(システム工学専攻(経営系)):2014年4月入学,2016年3月修了
    大学院博士後期課程(システム理工学専攻(経営システム系)):2016年4月入学,2019年3月修了

    神奈川大学、工学部経営工学科特別助教として勤務(2019年4月~)。学生時代は、信頼性工学研究室に在籍。

    現在の仕事内容(担当科目)を教えてください。

    授業は経営工学にまつわる「制御プログラミング演習」や「生産システム工学演習」といった演習科目の補助を主に担当しています。他には例えば学内の仕事として、学科の魅力を学外に発信するための広報委員を担当しています。それ以外は研究をしています。
    勤務して2年目ですが、仕事は裁量が大きいので大変ですがやりがいを感じています。

    学生時代、特に大学院博士後期課程ではどんな内容の研究をしましたか。

    ICT技術の発展によって、モノとモノとがつながりやすくなった結果、一部の小さな故障が大規模な故障を引き起こすことがあります。私はそのリスクを測るために、モノとモノとの「つながり」を考えたシステムの数理モデルの開発や、そのモデルに基づくシステムの正確な信頼性評価手法を研究しました。

    大学入学前、経営システム工学科を選んだ理由、学部から修士課程に進学した理由をお聞かせください。さらに、大学院博士後期課程に進学しようと思ったきっかけは何でしょうか。

    経営システム工学科で学べる、分野横断的な経営管理技術に魅力を感じたからです。とくに大学入学前は、情報処理技術・人間工学・統計学の科目に興味がありました。
    また、学部生時代に学科で紹介して頂いた研究所でのインターンシップをきっかけに、研究職を目指すようになり、研究者としての能力を培うために大学院に進学しました。

    アカデミック職に進むことを決心した主な理由は何でしょうか。

    決心した理由は、大学院生時代にTA(Teaching Assistant)をして教育のやりがいを感じたり、学会でたくさんの人と出会うのが楽しかったり、自分の研究が論文として公表される喜びがあったり、それらの積み重ねでした。博士2年の夏ごろにこの進路を選択しました。

    未来の後輩(博士後期課程希望者、院進学希望者、受験生、新入生など)にメッセージをお願いします。

    大学院生時代は研究分野や国籍の垣根をこえて、たくさんの人と交流することをお勧めします。たくさんの刺激や知識が得られ、結果的に自分の研究にも夢中になって取り組めるからです。自分ももっとたくさんの人と交流すれば良かったと思います。

    その他(経営システム工学科の大学院に進学して、よかったと思う点はありますか。

    大学院生の人数は多くありませんが、そのおかげで少人数による密度の高い教育を受けられたことは良かったです。先生方から貴重なアドバイスを多く頂けました。
    また同じ理由から、学年や研究室が違っても、他の院生との距離感が近く、困ったときにお互いが気軽に相談できたのも学ぶ環境として良かったです。

よくある質問

  • 経営システム工学とは何ですか?

    経営システム工学科の目的は、「経営」を数理的に理解し、既存のシステムの評価や新しい企画を生み出せる能力を養成することにあります。ここでの経営とは、会社や企業の経営の意味よりもずっと広く、社会の様々な分野における多種多様な意思決定やマネジメント全般のことを指します。

    社会のあらゆる組織の経営には、現状を客観的かつ定量的に理解し、新しい活動や事業を計画し、実施・実現することが求められています。このような経営上の問題に対して、数理を基礎として解決を図ろうとする立場を、「経営システム工学」と呼びます。

  • 「理工学部経営システム工学科」は「経営学部経営学科」とどこが違いますか?

    経営学部では、企業経営にかかわる人達の成功/失敗などの過去の経験を重視していると思います。経験則を蓄積し、議論を通して理論化されることで、企業経営とは何か、どうあるべきかが体系化されると言ってよいでしょう。

    これに対して経営システム工学科では、より数学的・工学的にアプローチします。企業組織の中で、特にヒト・モノ・カネ・情報に関する問題を数理的なモデルで表現し、さまざまな手法を用いて、モデルの特性を明らかにしたり、最適な解を見つけたりして、意思決定の補助的道具として用います。数理モデルを利用することの大きな利点は、個人の経験値や技術レベルにかかわらず同一の結果を得ることができ、検証や改良が容易にできる点にあります。

  • 授業科目の種類や傾向が多岐に渡っているようなのですが?

    経営システム工学科では、社会の様々な問題に対して数理的な解決策を見いだせる技術者の育成を目的としています。分野を大きく「数理システム」「生産システム」「企業システム」「社会システム」の4つに分けた上で、それぞれの特性に合わせた授業科目を配置しています。数学、確率・統計、プログラミングなど、全分野に共通する基盤的な科目は必修または選択必修としていますが、それ以外は自分の興味や将来像に合わせて、幅広い分野の履修ができるように設計されています。

  • 学科の定員は何人ですか?

    現在の入学定員は80人です。

  • 男子学生と女子学生の比率はどの程度ですか?

    学年によって変動しますが、女子学生の割合は10~25%程度です。

  • 大学院とはどのようなところですか?

    学部は勉強中心の場であり、専門的な内容を理解し、使えるようになることを目指します。対する大学院は研究中心の場であり、これまでに知られていなかった法則を発見したり、新しい技術を生み出せる能力を身に着けることを目指します。

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