法政大学 経営システム工学科
法政大学 経営システム工学科 田村 信幸准教授
TAMURA Nobuyuki
「不確実な現象を上手く扱うには?」
経営システム工学科 工学研究科システム工学専攻

法政大学 経営システム工学科 確率システム研究室

近年の社会・市場構造の変化の下,顧客満足度の向上を目指す企業では,ものづくりの現場における信頼性と安全性の確保が重要です.この際,システムの効率的かつ効果的運用という立場から,現場で使用される各種システムを観測,点検,あるいは検査することにより適切なタイミングで保全を実施することが要求されています.保全を実施するに当たり,様々な理由からシステムの内部状態を把握することが難しい場合には,システムの経過時間やカレンダータイムに基づいて保全を行う時間計画保全が適用されます.しかし,原子力発電所や航空機のように故障による人的及び経済的損失が大きく,さらには多大な社会的影響が避けられない大規模かつ複雑なシステムにおいては,状態監視保全の実施が必要不可欠です.この状態監視保全を実施する場合,定期または不定期に観測をすべきか,あるいは常時観測をすることが適当かを判断する必要があります.これに加え,どのような方法で保全を行い,保全実施後にどのような処置が必要か等解決すべき問題が数多くあります.本研究室ではこのような状態監視保全が行われるシステムを効率的かつ効果的に運用するための数理的手法について研究を進めて行きます.

研究テーマ

マルコフ決定過程を用いた最適保全方策の導出,劣化データ及び不完全データ解析のための統計的手法の構築,待ち行列理論に基づいたシステムの性能評価手法

論文データ

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最近の著書

社会的活動

日本信頼性学会(論文審査委員会 委員 2002年6月〜,同 副委員長 2010年6月〜,理事 2011年6月〜,広報委員会 委員 2005年6月〜2008年5月), 日本経営工学会(論文誌レフェリー 2004年9月〜2006年12月,2007年11月〜2009年10月),電子情報通信学会(信頼性研究専門委員会 幹事補佐 2009年5月〜2011年4月,同 幹事 2011年5月〜,ファンダメンタルズ・レビュー誌編集委員会 委員 2011年6月〜,平成23年度基礎・境界ソサイエティ学術奨励賞選定委員会投票委員 2011年8月〜),IEEE(Reliability Society Japan Chapter Treasurer 2009年1月〜2010年12月,同 Secretary 2011年1月〜)日本品質管理学会,日本オペレーションズ・リサーチ学会,日本設備管理学会各会員,JIS Z8115改正委員会 委員 (2011年10月1日〜).

主な担当授業

確率・統計,オペレーションズ・リサーチ,PBL,インターンシップ

業績

日本信頼性学会高木賞 2006年・2010年,IEEE Reliability Society Japan Chapter Outstanding Young Scientist Award 2006年,第35回信頼性・保全性シンポジウム奨励報文賞 2006年.