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経営システム工学が対象とする「経営」は、会社や企業の経営の意味よりもずっと広く、社会の様々な分野における多種多様な意思決定やマネジメント全般のことを指します。
社会のあらゆる組織の経営には、現状を客観的かつ定量的に理解し、新しい活動や事業を計画し、実施・実現することが求められています。
経営システム工学は、このような経営上の様々な問題に対して、数理を基礎として解決をはかる学問です。 -
経営に関する様々な問題を数式を用いて表しますが、そのような数式群を数理モデルと呼びます。
数理モデルの作成には、オペレーションズ・リサーチ(OR)をはじめとした、マネジメント・サイエンスの方法論の理解が必要です。
マネジメント・サイエンスでは、ものごとが起こるか起こらないか、各種の不確実性のリスクを解明する確率論・統計学や、効率を最大化するための数理計画法なども扱います。
これらの原理の理解には、解析学と代数学など、基盤となる数学の確実な理解が必要です。さらにシミュレーションと呼ばれるコンピュータ上での実験も必要になります。 経営システム工学科では、これらの基盤となる数学、確率・統計学、オペレーションズ・リサーチ、プログラミングなどに関する科目の一部を必修科目とし、「経営」を数理的に理解し、既存のシステムの評価や新しい企画を生み出せる能力を養成しています。
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時間割の例
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- 1年次
- 必修・教養科目を中心に基礎力を高める
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- 2年次
- 基礎科目を中心に専門科目の学習も開始
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- 3年次
- 専門科目を中心に応用力を高める
※濃い色のコマは必修
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充実した学習サポート体制
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入学前教育
インターネットを用いた学習により、基礎・基盤科目の学力をアップします。
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プレースメントテスト・TOEIC受験
入学時点での数学力と英語力を測定し、今後の実力アップに役立てます。
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ラーニングサポーター
成績優秀な先輩学生(4・2年生)が後輩学生の学習をサポートします。
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補完教育
数学・物理学に自信がない学生向けに補講科目を開講します(土曜日実施)。
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少人数ゼミ
配属された研究室で学習・研究プロジェクトに従事し、主体的に自分の頭と手を動かして学びます。3年次春学期に配属、1研究室あたり5~9名程度が配属されます。
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インターンシップ
民間企業や公的機関で一定期間実習を行い、社会人としての見分・見識を広めます。一定の条件を満たせば単位も認定されます。
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SA (Study Abroad)
海外(英語圏)に1ヶ月程度滞在し,語学力向上とともに国際感覚も身につけます。
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ノートPCの貸与
学習・研究に必要なソフトがインストール・設定済で、貸与後すぐに利用可能です。
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